皆さま、こんにちは。 福岡県中小企業振興センター専門家派遣プロジェクト
マネージャーの林です。
前回はHACCP手法導入に向けて管理のしくみと従業員の教育を柱とした『体制づくり』が重要と述べました。
この体制づくりは、具体的には『HACCP7原則』といわれる管理手順・基準を設定していくことで、たとえば次のような点があります。
・ 重要管理点の決定
・ 管理基準の設定
・ 記録と保存方法の設定
この体制づくりにあたっては厚生労働省をはじめ各機関が手引きを公表しています。
とはいえ、自社のみで上記のような原則を設定していくことはかなり高いハードルと感じられる方も多いのではないでしょうか。
なにより、これらを現場に落とし込んで運用していくためには、経営者や管理者が理解しているだけでは難しく、従業員の教育と協力が必要です。
さらに!いわゆるQCDのうちC(コスト)とD(納期・リードタイム)という日々の経営に直結する問題はどうなるのでしょうか。
これからHACCP手法を導入していくにあたって考えられる上記のような課題を考えると、やはり専門家を交えて体系的に準備を進めるのが妥当でしょう。
福岡県中小企業振興センターでは、大手食品メーカー出身者やマネジメントシステム審査員を専門家として迎え、それぞれの企業や現場の実情に合ったHACCPの導入をお手伝いしています。
どうぞお気軽にお声かけください。
それでは、また次回。