皆さま、こんにちは。専門家派遣プロジェクトマネージャーの林です。
物価高が本格化した昨今、わたしたちの生活にも直接的な打撃が出ています。
消費者目線としてだけでなく、当然経営者目線としても頭の痛い問題です。
この数十年、デフレに対応する事業の方向性として、コストダウンを基本に据えていた企業は多く、むしろ大企業を中心にコストダウンが経営の中心的な課題になってきました。
当然「ヒト」もその対象となり、低賃金、非正規雇用が日本社会のスタンダードとなってしまったわけです。
しかし、世界は突然のコストプッシュインフレに見舞われ、日本社会、経営者は頭を切り替える必要が生じています。
どう頭を切り替えるのかというと、「(高く)売ること」、「売上」に焦点を当てた事業体制へと変革する(戻す)ということです。
考えてみれば、これは経営、事業として当然のことであり、当たり前に戻ったということです。
もちろん、事業者の皆さま方としては「何を今さら当たり前のことを!」と思われるかもしれませんが、経営相談を受けていると「もっと売り方に工夫ができるのに」と思うことは少なくありません。
たとえば、なじみのお客さん以外に自社の存在や“売り”を広める手段はないでしょうか。
もっと高く売るためにできることはないでしょうか。値上げの世の中とはいえ、ただ値上げをするだけではお客さまの満足感は低くなります。値上げを気持ちよく受け入れていただくための仕掛けはしているでしょうか。
パッケージや商品コンセプトなどは、お客さまの購買意欲をそそるものでしょうか。(率直に言って、九州の商品のパッケージ等は関東や京都の商品に比べると相当ダサいです!)
などなど。
来年度のはじめは、このような「売ること」をテーマとしてブログを綴っていきたいと思います。
皆さまのご意見や、うまくいったやり方など、お返事もいただければ幸いです。